運営目的
「実録 劣等感に学ぶ私の可能性~亡き父からのメッセージ〜」は、実話に基づく人生史ブログです。運営目的は、経験から学んできたことを社会に還元し、現在進行形の歩みを発信することにあります。活動を通して自分の可能性を活かすとともに、私の命や心を支えてくださった方々へのご恩返しにしていきたいと考えています。
ブログを始めた理由
原文は、生計を支えるため、水商売でアルバイトをしていた時に綴ってきたものです。これまで、キャバクラ情報の専用サイトを通じて発信していたのですが、より多くの人たちに伝えていきたいと考え、ホームページ上での発信に踏み切った次第です。
20年ほど前、私は最初の目標に出会いました。しかし、実現に向けた道のりの途中で、3度にわたる人生の転換期を迎えました。ひとつ目はガンの告知を受けた時、ふたつ目は不安障害、パニック障害を発症した時、そして3つ目は、最初の目標を実現した後に。達成までに、最短で7年と考えていましたが、実際には20年の歳月を費やしました。もちろん、実現までの歩みには紆余曲折あり、途中で挫折をしかけたこともありました。そのため、自分を鼓舞することが必要だと考えた私は、実現のための手段として「言語化」することを思いつきました。
ブログを書き始めた頃は、辿ってきた道のりや目標を公表することで、逃げ癖のある自分を追い込むことができるのではないかと考えていました。しかし、ブログを重ねていく中で、自分と対話する機会も増えるようになったのです。結果、心の財産を得ただけでなく、生きる原動力にもなっています。そこで、目標に向けた歩みだけでなく、自分という人間について学んでいることを、ブログを通して表現していきたいと考えるようになりました。
なぜ、「人生史ブログ」なのか
私は病を患っている時に、心も体も苦しくなったため、自分を助けてあげたいと思いました。気づいた時には、自分と同じような病を患っている人たちが、日々何を感じ、どのようにして自分を支えながら生きようとしているのかについて知りたいと考えていました。同じ病を患っていたとしても、当事者を取り巻く状況や症状は異なり、本人にとって役立つことが、他人にとっては大きなお世話になることもありえます。けれども、経験者の語りに説得力を感じたり、心が支えられたりする場面がありました。
劣等感は誰もが感じうる感情のひとつであり、病気ではありません。ただ、自分を省みるようになってから、「劣等感を感じてきた私」からも気づくことや学ぶことがあり、活かしていきたいと思っています。同時に、人生のところどころで経験してきた出来事が、私の生き方に深みを与えてきたため、その時々の心情も扱っていきたいと考えています。例えば、
・幼少期に父と死別し、母子家庭で育つなかで家庭内不和を経験したこと
・医療従事者として働いていた経験と、治療を受ける立場になった経験
・挫折、浪人経験
・社会人を経て大学受験をしたこと
・水商売で15年ほどアルバイトをしたこと
・40代で大学院を修了し、資格取得に挑戦したこと
・失恋、転職
・HSP気質があることへの気づき、などです。
自分に向き合い続けること、過去や心をさらすことには負担もありますが、心の動き、特に苦悩や葛藤、成長をリアルに綴ることに意義があると考えています。そのため、「ノウハウ」として要点を列挙するよりも、「人生史」という文脈を使って表現する方が、その時々をより丁寧に、表現することができるのではないかと考えるに至りました。
今後について
今後は、過去に発信した文面に加筆修正したものを連載形式で公開し、私の歩みを共有していきたいと思います。
最後に、家族をはじめ、私の命と心を支えてきてくださった皆さまに、この場をお借りして感謝申し上げます。皆さまの支えがあってこそ、私は今日という日を生きています。
七転び八起子